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りえぴょんの徒然草

好き?スキ?すき? うぅん、だ~いすき! ね、かめちゃん…

運命の向かうところ 第6話

愛澄のこと、気にする和也…
気持ちは誰のもとへ?
美姫の想いは届くのか?
すれ違う2人の想い。

さあ、どうなる…
緊張の第6話。


続きからどうぞ!





苺ちゃんとのコラボ小説です。
それぞれの主人公が、設定変えて登場します。
作者2人、メッチャ面白がって書いちゃってます。

私の前回までのお話
     ↓
運命の向かうところ 第1話     運命の向かうところ 第2話
運命の向かうところ 第3話     運命の向かうところ 第4話
運命の向かうところ 第5話



苺ちゃんの小説 第6話
そっか、和也、今日は帰ってこないのか…
何かあったのかな?
この時間にきて、2時間しか寝ないで出かけることだってあったのにね…
愛澄ちゃん?
彼女が原因?
何も言ってくれないから分からない…
和也… 和也の気持ちが見えないよ…


私は、悶々とした気持ちで一晩過ごした。
ボーッとしたまま朝を迎えて、出勤した。
仕事中はテンション上げないわけにいかない。
は~、疲れた…
夕方、疲れはピークにきていた。
和也からは、何の連絡もない。
忙しいから仕方ないよね…
今日は早く帰って、和也が帰ってくるのを待ってよっと。


『和也、お疲れさま。 今日は早く帰ってきたよ。
 今日はこっちに来れる?         美姫』


家に帰ってからも、携帯にメールが来ないか気になっちゃう。
忙しいのかな?
それとも…
愛澄ちゃん?
ううん、和也はそんなことしない…



10時を過ぎた頃、和也から電話が来た。

「もしもし?美姫? 俺。まだスタジオ。今日も遅くなりそうなんだ。ごめんな。でも、今日はそっち行くから… 遅くなっても待っててくれる?」

めちゃめちゃ嬉しかった。

「うん、待ってる。ありがと、電話… 忙しいんでしょ? もう、大丈夫だよ。行って…」

「悪いな。終わったら電話すっから… じゃ、後で… 愛してるよ。」

和也の電話を切って、自分が笑ってるのが分かる。
私は、DVDを見ながら和也を待った。
和也… 早く来てね…



忙しい合間をぬって電話をしたけど、何か素っ気ない美姫。
マジで分かんねー、美姫の気持ち。
どうなんだよ…
『忙しいんでしょ? 行って…』って、嬉しくないのかよ…
俺は、お前の何なんだよ…



携帯が鳴った。
愛澄ちゃんからだった。ちょっとがっかりしながら電話に出た。

「もしもし?美姫さん?」

「うん、どうした?」

「別に何でもないんですけど… この前はお邪魔しました。」

「また、一緒に飲もうね。何かね、愛澄ちゃんと飲むの、楽しいよ。」

「そうですか?嬉しい! じゃ、また近いうちに… 」

「うん、じゃ、時間できたら電話するね。」

「はい、待ってます。 じゃ、おやすみなさい!」

愛澄ちゃんは、それだけで電話を切った。
何か、別の用事があったんじゃないのかな?
そんなことを考えていると、また携帯が鳴った。

「もしもし、美姫?」

「和也?」

「仕事終わったからさ、これから帰るから… 待ってて… ダッシュで帰る。」

「待ってるよ。そんな急がなくてもいいよ。ちゃんと起きてるから… 気をつけてね。」

「じゃ、15分で帰るから…」

それだけで、私の気持ちは浮上してきた。
単純だな、我ながら…
この時の私、きっとニヤニヤしてたと思う。
ホントに15分でインターフォンが鳴った。



インターフォンを押すと、あいつ出ないのにカギを開けた。
不用心だな、美姫は…

「ただい…」

言いかけてドアを開けると、美姫が飛びついて来た。

「…ま」

「お帰り、和也…」

「どうしたの?美姫…?ん?お前、泣いてんの?何かあった?」

首にまわした腕を解くと、美姫は言った。

「ううん… 何もないよ…」

俺は、美姫の顔を覗き込んだ。

「泣いてんじゃん。どした?」

「何でもないよ… ちょっと寂しくなっちゃっただけ… 心配させちゃってごめんね。」

何もないって顔じゃなかった。
何か変だった。

「とりあえず、シャワーだけ浴びてきちゃうから… 」

絶対何かあったよな…
でも、美姫は話そうとしない。
俺には分からなかった。


髪の毛が濡れると、素顔の自分に戻る気がする。
時々、どの俺が本当の俺なのか分からなくなる時がある。
そんな時、美姫がそばにいてくれると安心するんだ。
美姫の前での俺が、素顔の自分だと思うから…
美姫、俺にはやっぱりお前がいないとダメみたいだな。
お前は?
俺、必要じゃない?
お前の気持ち、話してくれよ…


シャワーを浴びて出てきた和也は、相変わらずでかっこいい。
なんで私なんだろう…
そう思わずにはいられない。
愛澄ちゃん、お似合いだよね…
和也の隣にあの子がいたら…
そう考えるだけで、私は胸を鷲づかみされるように苦しくなる。
そんなことを考えていたのが、顔に出てたのかな?
和也が心配そうに私の顔を覗き込んだ。

「何か、不安にさせちゃてる? 大丈夫だよ。俺には、お前しかいないんだから… 」

和也はそう言って、私を優しく抱きしめた。

「な? 分かってんだろ? 愛澄のことは、俺もびっくりした。でも、俺の中ではもう終わってることだから…」

和也の低い声が耳元で心地いい。
でも、私の心には何かが引っ掛かってる。
愛澄ちゃんの心は、まだ和也に残ってる。
そう思うと、何とも言えない不安が押し寄せる。

「美姫… 」

和也は優しく言った。

「俺を信じて… 」

私は、何度も何度も頷いた。
和也、大好きだよ…
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